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めっき

 めっきは、湿式表面処理の一種で、さまざまなものがあるが、機械系では主に耐磨耗性、耐食性向上のために用いる場合が多い。

熱処理系の情報があるサイト

Design Mechanic:樹脂、ゴム、セラミック、ステン系の材料、性質、熱処理などについて解説しています。

湿式表面処理(参考文献:機械設計2003/10)

(1)電気めっき
 基材と異なる物質が表面を覆って表面を改質する。クロムめっき(耐磨耗性、耐食性、離型性に優れ低摩擦係数)、ニッケルめっき(耐磨耗性、耐食性にすぐれる)、銅めっき(磨耗部品の修復、疲れ磨耗防止、浸炭防止などに用いられる)がある。ボルト、ナット、切削工具、建機用ロッドに使われる。

(2)無電解めっき
 基材と異なる物質が表面を覆って表面を改質する。めっき皮膜厚さの均一性が電気めっきに比べ高いが、めっき浴を連続できないため、単価が電気めっきに比べ少し高い。電子機器、各種バルブに使用される。

(3)硫化処理
 基材の表面で他の元素と化学反応させて表面を改質する。低炭素鋼や炭素鋼など鉄系の素材の表面を硫黄と反応させて硫化鉄皮膜を形成する。耐焼き付き性、疲労強度に優れ、輸送機器や建設機械の部品に多く使われる。

□システムなど

シリンダ用高速複合メッキ処理システムの開発:川崎重工技報・145号
モーターサイクルエンジンのシリンダ用に高速複合メッキ処理システムを開発。このシステムにより、従来の鋳鉄製ライナに換えて、オールアルミ製ライナレスシリンダを新型エンジンに適用することができた


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