・NIMS物質・材料データベース
2004年4月から疲労・クリープ、溶接のデータベースの公開が始まった。
・溶融亜鉛めっき溶接継手の疲労強度
溶接学会論文集2003/11に法政大森先生らが投稿している。亜鉛めっきの溶射のようなもので、もともと耐食性の目的だが、溶射による焼きなまし効果で、残留応力が溶接ビード止端で低減され疲労強度が向上するのではないかという観点。結果はめっき状態で、めっきから先に亀裂が発生すると、AsWeldより強度が低下する。めっき後めっき部を剥離したら、残留応力の効果のみのこり、AsWeldより向上する。
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ホットスポット応力を用いた船殻構造の疲労強度評価:川崎重工技報・154号
ホットスポット応力(HSS:Hot Spot Stress)を用いた算出法として汎用的な1点代表法"0.3t 法"を開発するとともにHSSを効率よく計算できる手法としてp法FEM(polynomial,Finite Element Method)の溶接要素を開発。溶接学会FS委員会にも顔を出している仁瓶さん。
・アルミニウム合金溶接継手の欠陥と強度
http://lib1.nippon-foundation.or.jp/1999/0131/mokuji.htm
財団法人 日本小型船舶工業会のページ。溶接歪矯正後の強度比較などしている。
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プラント寿命評価シミュレーションシステム:川崎重工技報・153号
火力発電プラントにおいては、プラントの高経年化、DSS(Daily Start and Stop)運動等運用の多様化が進んでいる。この現状からクリープ評価だけでなく、疲労損傷も含めた余寿命評価も重要となってくると考えられる。そこで、原子力設備を対象に開発してきた寿命評価技術、き裂進展評価技術、構造解析評価システム等の高温構造解析・評価技術を、火力設備のメンテナンス等への適用する。